小金基幹相談支援センターおんぷ
松戸市小金基幹相談支援センターおんぷは、障害者支援やひきこもり支援を行う公的な相談窓口として重要な役割を担っています。専門機関や地域の様々な方々と協力し、必要な情報提供や問題解決のサポートを行う施設です。
基本情報と組織概要
所在地と連絡先
小金基幹相談支援センターおんぷは千葉県松戸市小金442-14の秋山ビル3階に位置しています。
連絡方法は複数あり、電話(047-712-2112)、FAX(047-712-2126)、またはEメール(kikan-kogane@matsusato.or.jp)で問い合わせが可能です。
来所での相談も受け付けていますが、スムーズな対応のために事前に連絡することが推奨されています。
運営体制と開所時間
このセンターは社会福祉法人松里福祉会が運営を担当しており、松戸市からの委託を受けた公的機関です。
開所日時は月曜日から金曜日(祝日と12月29日から1月3日を除く)で、午前8時30分から午後7時まで対応しています。ただし、一部の情報源では営業時間が午前8時30分から午後5時までとなっている場合もあるため、初めて利用する際は事前に確認することをお勧めします。
松戸市における位置づけ
小金基幹相談支援センターおんぷは、松戸市内に設置された3つの基幹相談支援センターの1つです。
他の2つは中央基幹相談支援センターCoCo(上矢切299-1 総合福祉会館2階)と常盤平基幹相談支援センターふれあい(五香西3-7-1 健康福祉会館内)となっています。
これらのセンターは令和3年度から1カ所から3カ所に増設され、障害福祉サービスに加えてひきこもりに関する相談も受け付けるようになりました。
担当地域と対象者
担当地域の範囲
小金基幹相談支援センターおんぷは、松戸市内の特定地域を担当しています。
具体的には以下の地域が対象となります:幸田、中金杉、平賀、東平賀、殿平賀、久保平賀、大金平、大谷口、小金、小金きよしケ丘、小金上総町、小金清志町、二ツ木、二ツ木二葉町、根木内、小金原、栗ケ沢、八ケ崎、横須賀、新松戸、新松戸東、新松戸北、旭町、外河原、七右衛門新田、主水新田、新松戸南、西馬橋、西馬橋相川町、西馬橋蔵元町、西馬橋幸町、西馬橋広手町、馬橋、三ケ月、幸谷、八ケ崎緑町、中根、新作、中根長津町、中和倉
対象となる相談者
相談できる対象者は非常に幅広く設定されています。年齢や障害の種類、障害者手帳の有無を問わず、障害のある方やひきこもり状態にある方、そのご家族、支援者などが利用できます。このように、様々な背景や状況を持つ人々に開かれた相談窓口となっています。
提供サービスと主な役割
相談支援サービス
小金基幹相談支援センターおんぷでは、多岐にわたる相談支援サービスを提供しています。主な内容としては、障害福祉サービスの利用に関する相談、ひきこもりに関する相談が挙げられます。専門機関や地域の様々な方々と協力して必要な情報を提供し、問題解決の方法を一緒に考えていきます。また、必要に応じて自宅などへの訪問も行っており、利用者の状況に合わせた柔軟な対応が特徴です。
地域支援体制の強化
センターは単なる相談窓口としてだけでなく、地域全体の支援体制を強化する役割も担っています。相談支援専門員のスキルアップを支援し、支援困難事例などへの助言・指導を行い、地域のネットワークづくりに貢献しています。これにより、地域全体の障害者支援およびひきこもり支援の質の向上を図っています。
権利擁護活動
障害者の権利を守るための活動も重要な役割の一つです。障害者虐待や障害者差別の防止・早期発見に努め、成年後見制度等の関係機関との連携を図っています。これらの活動を通じて、障害のある方が地域で安心して生活できる環境づくりに貢献しています。
具体的な相談事例と利用方法
よくある相談事例
センターには様々な相談が寄せられています。具体的な例としては以下のようなものがあります。
- 「ずっと家族で暮らしてきたけど、親が高齢になり心配…」
- 「学校や会社になじめず、いつのまにか家にひきこもり。家にも居場所が無くて…」
- 「医療的ケアが必要な家族と一緒に自宅で過ごしていくにはどうしたらいいかな…」
- 「同じような体験をしている人や、家族はいないのかな?そういう人たちと話したいな…」
これらの事例からわかるように、家族関係の悩み、社会適応の困難さ、介護の問題、孤独感など、多様な悩みや課題に対応しています。
利用方法と流れ
利用方法はシンプルで、電話、FAX、Eメール、または直接来所して相談することができます。来所相談を希望する場合は、スムーズな対応のために事前に連絡することが推奨されています。利用は無料で、担当地域に住んでいる方であれば誰でも相談できます。
障害福祉サービスを利用するためには、サービス利用計画が必要になります。この計画は利用者本人が作成するか、相談支援専門員が作成するかのいずれかの方法で提出します。相談支援専門員は、本人と相談しながら必要なサービスの種類と量、事業所探しを手伝ってくれます。
まとめと利用上の注意点
小金基幹相談支援センターおんぷは、松戸市における障害者支援とひきこもり支援の重要な拠点として機能しています。年齢や障害の種類を問わず幅広い相談に対応し、専門的な知識と経験を活かして問題解決をサポートしています。
利用にあたっては、以下の点に注意するとよいでしょう。
- 担当地域を確認すること(松戸市内でも担当地域が分かれています)
- 来所相談を希望する場合は事前に連絡すること
- 面談は即日対応が難しい場合があるため、予約をすることでスムーズに利用できます。
- 障害福祉サービスを利用する場合は、サービス利用計画の提出が必要です。
地域に密着した支援を行う小金基幹相談支援センターおんぷは、障害のある方やひきこもり状態にある方、そのご家族にとって、心強い相談先となっています。