ディーキャリアITエキスパートおおたかの森オフィス(流山市:就労移行支援事業所の紹介)
ディーキャリアITエキスパートおおたかの森オフィスは、発達障害や精神障害のある方向けの就労移行支援事業所として、IT・Web専門職へのキャリア形成を特化して支援しています。
基本情報と所在地
ディーキャリアITエキスパートおおたかの森オフィスは千葉県流山市に位置する就労移行支援事業所です。所在地は〒270-0128 千葉県流山市おおたかの森西3丁目2-3 おおたかの森ビル2階です。
アクセス面では、つくばエクスプレス線「流山おおたかの森駅」から徒歩約10〜15分の距離にあり、車でのアクセスも可能で駐車場も完備されています。
連絡手段としては、電話番号は04-7138-6536、メールアドレスはit-otakanomori@dd-career.comとなっています。
運営は株式会社クオリティーが行っており、同社はAEDの販売事業、児童発達支援・放課後等デイサービス事業、共同生活援助、高齢者宅配弁当事業など多様な福祉サービスを展開している法人です。
「上質な明日を。幸せな未来を。」という理念のもと、障害福祉サービスに特化したサポートを提供しています。
施設の目的と支援内容
特化した就労支援アプローチ
ディーキャリアITエキスパートおおたかの森オフィスは、「発達障害の特性を活かし、IT・Web専門職を目指したい」という方に特化した就労移行支援事業所です。一般的な就労支援とは異なり、発達障害の特性に合わせたプログラム構成が特徴で、特に以下の3つの柱で支援を展開しています。
- 「働き続けるためのプログラム」:障害の特性による働きづらさをフォローするための支援
- 「やりがいを見つけるためのカリキュラム」:自分の価値観や適職を見極めるための取り組み
- 「IT・Webスキル(プログラミングスキル)の習得を目指すための講座」:専門的技術スキルの獲得支援
これらのプログラムを通じて、利用者一人ひとりの特性を把握し、最適な職種へのマッチングを図っています。特に発達障害の方が持つ特性を「弱み」ではなく「強み」として活かせる職場環境の構築と、そこで活躍できるスキルの育成に力を入れています。
具体的な支援プロセス
就労に向けた支援は段階的に行われています。まず初期段階では自己理解を深め、生活リズムを整えることから始まります。具体的には以下のようなステップで支援が提供されています。
- 自己分析と特性理解:
- 障害・病気の特性の把握と理解
- 自己認知の修正と自己受容の促進
- 生活リズムの記録と調整
- スキル習得フェーズ:
- 基本的ITスキル(Word・Excel・PowerPoint)の習得
- プログラミング・Webデザインの専門的スキル獲得
- ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)
- 就職準備段階:
- 履歴書や職務経歴書の作成支援
- 面接練習と自己PR方法の指導
- 企業見学や実習の機会提供
- 就職後支援:
- 6ヶ月間の定着支援プログラム
- 企業との連携調整
- 職場での課題解決サポート
これらの支援は個別支援計画に基づいて実施され、一人ひとりの特性やペースに合わせてカスタマイズされています。
施設環境と特徴
施設設備と環境
オフィス内は利用者の特性に配慮した環境設計がなされています。フロア内には中央にテーブル席があり、集中を必要とする作業のための個別用のボックス席も設置されています。また、大きなディスプレイを備えた会議室や相談室なども完備されており、さまざまな就労場面を想定した訓練環境が整っています。
施設の雰囲気は利用者の好みや特性に合わせて選択できるよう、オフィス風とカフェ風の両方の空間が用意されています。これにより、利用者が最も落ち着いて作業できる環境で訓練を受けることが可能です。
利用者向けサービスと特典
利用者には以下のようなサービスと特典が提供されています。
- 無料サービス:
- 見学・面談・体験はすべて無料で参加可能(ただし交通費・昼食代などは自己負担)
- 昼食無料提供制度あり
- 柔軟な利用体制:
- 週1日からの通所が可能
- 自分のペースで段階的に通所頻度を増やすことができる
- 資格取得支援:
- IT関連の資格取得に向けたサポート体制
- 受験対策や学習環境の提供
- 就職後のサポート:
- 利用者限定求人サイト「ディーキャリアジョブ」の活用
- 定着支援プログラムによる継続的なフォロー
これらのサービスは発達障害のある方が安心して利用できるよう配慮されており、特に集中力や環境変化への敏感さなどの特性に合わせた支援体制が整えられています。
利用の流れと成果
利用開始から就職までの流れ
施設の利用は以下のようなステップで進みます。
- 無料相談・見学:
- 施設の見学と概要説明
- 利用者のニーズや課題のヒアリング
- 体験利用:
- 実際のプログラムへの参加体験
- 施設環境との相性確認
- 利用開始と個別支援計画作成:
- 週1日からの段階的な通所開始
- 個別支援計画の作成と目標設定
- プログラム参加と就職活動:
- ITスキル習得プログラムへの参加
- 就職に向けた準備と活動支援
- 就職と定着支援:
- 適性に合った企業への就職
- 6ヶ月間の定着支援によるフォロー
利用者は自分のペースで通所頻度を調整でき、特性に合わせた柔軟な支援を受けることができます。
就職実績と特徴
公開されている情報では、当施設の具体的な就職実績数値は明示されていませんが、一般的な就労移行支援事業所のデータとして「約1.8人に1人が一般企業等へ就職している」という情報が提供されています。また、就職までの期間は平均15.9ヶ月であり、中には半年以内に就職する利用者もいるとの記載があります。
IT・Web分野に特化した支援により、発達障害の特性を強みとして活かせる環境への就職を目指していることが特徴です。