地域活動支援センターさくら(野田市:地域活動支援センターの紹介)
「地域活動支援センターさくら」は、障がいのある方やそのご家族が安心して地域で生活できるよう、幅広い支援を展開する重要な施設です。所在地は千葉県野田市柳沢210-15にあり、医療法人社団啓心会の運営で、指定を受けた特定相談支援事業所・障害児相談支援事業所として活動しています。
基本情報と施設概要
センターは2007年9月1日に設立され、同日に障害福祉サービス等の指定も取得しています。
施設の定員は20名ですが、一日あたりの利用実人数は25人と、地域のニーズに応えた幅広い受け入れを行っています。
営業時間は平日の9時から16時までで、土日祝日はお休みです。
建物はバリアフリー設計で、作業室・食堂・静養室・相談室・ロッカールーム・車イス対応トイレなどが整備され、利用者が安全かつ快適に利用できる環境を整えています。
主なサービス内容
「地域活動支援センターさくら」では、通所者が就労を目指して活動できる「作業」プログラムを中心に据えています。
具体的には、袋詰め・包装・梱包や箱物折りなどの軽作業が提供され、成果として利用者には工賃(給与)が支給されます。この作業収入は、利用者の経済的自立や日々の生活意欲の向上につながっています。
また、生活力向上を目的としたさまざまなプログラムも組み込まれており、働くこと以外にも生活の質を高める支援が行われています。
たとえば調理や掃除などの日常生活訓練、健康管理の支援、レクリエーションや季節行事、創作活動など、多様な経験を通じて利用者が社会参加への一歩を踏み出せるような機会を設けています。
相談支援と役割
さらに、障害児や発達障害のある児童、あるいは発達に不安がある子どもも対象にした相談支援も行っています。
保護者や家族からの相談も幅広く受け付けており、それぞれの家庭に合った支援方針を一緒に考えていくスタンスです。
精神障害者家族会「さくら友の会」を母体として開設された経緯から、「慣れ親しんだ場所」「信頼関係を大事にした温かい場づくり」を大切にしています。
スタッフは「自立の芽は皆にもともと備わっている」との考えを持ち、環境と人的サポートが整えば、利用者が自然に自信と力を取り戻していけるよう寄り添っています。
販売品・地域との交流
「さくら」では通所者が育てた野菜や果物、介護用品などの販売も行っています。
こうした地域産品の販売活動は、利用者の社会参加意欲向上と、地域住民とのつながりを深める役割も果たしています。
アクセスと連絡先
最寄駅は東武野田線の愛宕駅ですが、徒歩で約25分ほどかかります。電話番号・FAXは共通で04-7124-6285、メールアドレスはcenter_sakura@tbt.t-com.ne.jpとなっています。
野田市の地域活動支援センターさくらは、障がいのある方やその家族が地域で安心して自立した生活を送るためのサポート体制を整え、多角的なサービスを提供しています。
就労支援や生活訓練から相談活動まで、温かく実践的な支援を展開している施設として地域に根差した運営がなされています。


