オリオン(柏市:多機能型福祉サービス事業所の紹介)
一般社団法人すばるが運営する「オリオン」は、千葉県柏市に所在する多機能型福祉サービス事業所です。
障がいのある方々の自立と社会参加を支援する幅広いサービスを提供しており、生活介護、就労移行支援、就労定着支援などを通じて、利用者一人ひとりの夢や希望の実現をサポートしています。
法人概要と理念
一般社団法人すばるは、2013年8月29日に設立された社会福祉法人であり、障がいのある人たちをはじめとする社会的弱者の支援に取り組んでいます。
法人理念として「被害と差別を被っている人々が地域で自立した生活を営んでいけるよう必要な事業を行い、福祉の充実を図り、人権と平和の確立、社会全体の利益の増進のために寄与する」ことを掲げています。
障がい者自立生活運動に学び、障がい当事者が人として自立と社会参加ができるよう、福祉のプロフェッショナルとして支援活動を展開しています。特に一人ひとりの個性を理解し、その人の夢や希望が実現できるよう、相談、生活支援、就労支援、余暇活動支援などの福祉サービスを組み合わせ、利用者それぞれに適した社会参加の形を模索しています。
オリオンの基本情報
所在地と連絡先
オリオンは千葉県柏市今谷上町58-1 ハイム新木戸1階A及び202に所在しています。
アクセスはJR常磐線南柏駅から徒歩約5分と交通の便が良く、地域住民や利用者にとって利用しやすい立地となっています。
- 電話番号:04-7105-8114
- FAX番号:04-7149-8891
営業時間と休業日
オリオンの営業時間は、平日9:00~17:00となっています。
定休日は土曜日、日曜日、祝日に加え、夏季休暇(8月12日~16日)と年末年始(12月29日~1月5日)です。
提供サービス
オリオンは多機能型事業所として、以下の主要サービスを提供しています。
生活介護
生活介護は9:40~16:00の昼間通いの作業所で、障害支援区分3以上で18歳以上の方が利用しています。
このサービスでは、創作的取り組み、生産的取り組み、余暇的取り組みを組み合わせ、身体的機能・精神力・生活力の向上を図っています。
また、重度身体障がいの方のためのボッチャなどのスポーツ活動も取り入れ、多様な社会参加の形を模索しています。
就労移行支援
就労移行支援では、企業の障害者雇用枠への就労を目指す支援を行っています。定員は6人です。このサービスでは、企業で働くために必要なスキルや知識を学び、就労に向けた準備を整えます。
「企業の障害者枠になるべく早く行きたい方」向けのサービスとして位置づけられています。
就労定着支援
就労定着支援は、企業の障がい者枠に就労した方の職場定着をサポートするサービスです。具体的には、企業と本人との間に入り、就労継続に必要な支援や調整を月1回以上行っています。
南柏ふれあい食堂
オリオンの従たる施設として、2022年4月5日から「南柏ふれあい食堂」を開店しています。この食堂は、調理で仕事をしたい利用者が自分たちで切り盛りしていく場として設立され、地域の人たちと食事を通じてふれあいが広がることを目指しています。「ゆっくり社会参加をしたい方」向けのサービスとしても機能しています。
一般社団法人すばるの関連事業所
オリオン以外にも、一般社団法人すばるは以下の事業所を運営しています。これらは相互に連携し、利用者に総合的なサポートを提供しています。
相談支援センター太陽と大空
障がい者の相談支援を行う専門の相談支援センターです。利用者のニーズに応じた適切な福祉サービスの利用計画を作成し、関係機関との連絡調整を行っています。
すてら(日中一時支援)
オリオン終了後の16時から19時に日中一時支援を提供するサービスで、夕方家に戻っても一人になってしまう方たちの時間を豊かにするために運営されています。夕飯、余暇、学習など利用者が取り組めることで過ごせる支援を行っています。
介助ステーション・グッドライフ
居宅介護、重度訪問介護、同行援護、移動支援などのサービスを提供する事業所です。24時間365日体制でサービスを提供しており、オリオンの利用者の中には併用している方も多くいます。
施設の運営方針と特色
オリオンは「法律に基づき、本人の夢や希望を社会生活で実現するため、支援をします。
そのために、本人の意向、保護者関係者の意向、環境の整備等を行い、一般就労や起業ができるようにしていきます」という運営方針を掲げています。
特色としては、利用者一人ひとりに真摯に向き合い、自己実現をサポートする姿勢が挙げられます。例えば、料理が好きな利用者に対して、盛り付けや配膳などのサポート業務ではなく調理業務に取り組める環境を用意し、4年かけて食堂の開設を実現した実績があります。
また、クリスマス会や日帰り温泉旅行などのイベントを実施し、職員同士や利用者との関わりを深める工夫もされています。就労後もイベントに参加する元利用者もおり、長期的な関係構築が特徴となっています。