多機能型訓練事業所 あじさい(多機能型訓練事業所の紹介)
多機能型訓練事業所あじさいは、千葉県松戸市に所在する障がい者支援施設で、就労継続支援B型と自立訓練(生活訓練)を組み合わせた多機能型の事業所です。この施設は障がいのある方々の就労支援と地域社会との連携を重視した運営を行っており、利用者一人ひとりの特性に合わせた支援を提供しています。
基本情報と運営体制
多機能型訓練事業所あじさいは松戸市小金原地区に位置し、正式名称は「松戸地域福祉事業所 多機能型訓練事業所あじさい」です。所在地は〒270-2251 千葉県松戸市小金原8-9-4で、連絡先は電話番号047-703-7022、FAX番号047-704-5201となっています。
運営主体は「企業組合労協センター事業団」(ワーカーズコープ・センター事業団)という法人です。
指定年月日は2015年10月1日で、事業所番号は1212401382に登録されています。開所日は月曜日から金曜日および祝日で、時間は9:00から17:00までとなっており、土曜日、日曜日は定休日です。
対象としている障がいは、身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病と幅広く受け入れています。
提供サービスと施設特徴
この施設では主に就労継続支援B型と自立訓練(生活訓練)の二つのサービスを提供しています。
就労継続支援B型の定員は16名となっています。特に、あじさいは開放感のある共有スペースを提供しており、コミュニケーションを取ったりくつろいだりすることのできる居場所としての機能を重視しています。
作業内容は多岐にわたり、病院などでの清掃作業、病院のリネン作業、除草作業、花の手入れ業務、菓子の製造、園芸作業、調理業務、小物の製作、そして介護施設での就労体験などがあります。
就労については、介護や清掃などを中心に施設外でのお仕事を基本としています。利用者には昼食の提供があり、平成29年度実績では月額平均16,185円の工賃が支払われています。
理念と活動方針
多機能型訓練事業所あじさいの運営理念は、当事者主体と地域貢献に重点を置いています。
小林文恵所長は「職員が一方的に考えるのではなく、当事者と一緒に、事業や活動の中身をつくっていきたい」と語っており、障がいのある人の働く場づくりを目指しています。
また、開所式では労協センター事業団藤田徹理事長が「松戸『あじさい』は、地域に必要とされる事業を着実におこし、障がいのある人や困難を抱える若者が、気持ちよく働いている事業所。
福祉から地域づくりにつながるような拠点にしてほしい」と期待を寄せました。この言葉通り、あじさいは地域に必要とされる事業を多数創出することを目指しています。
多機能型事業所としての特色
多機能型訓練事業所あじさいの大きな特徴は、就労継続支援B型と自立訓練(生活訓練)を組み合わせたサービス提供体制にあります。これにより、障がいのある方々の就労支援だけでなく、日常生活や社会生活における自立も同時にサポートすることが可能となっています。
多機能型「あじさい」では、介護施設(開所当初は4社が承諾)や、東関東の介護、清掃現場での職場体験を柱に、内職や、居場所活動などの自立訓練も実施しています。また、待合室だったスペースを活用して、定期的に地域の人たちを招いてサロンを実施する計画もあり、地域との交流にも積極的です。
アクセス情報
施設へのアクセスについては、常磐線「新松戸」駅から徒歩約35分、武蔵野線「新松戸」駅からも徒歩約35分です。また、常盤平駅からは約1.3kmの距離にあります。
実際に、事業所の雰囲気を見学・体験してみることをオススメします。